【釣り知識】釣り糸(ライン)の種類と特徴と単位【号・ポンド】
釣りを始めて色々道具を揃いえる上で悩むのが釣糸に何を選べば良いのか?、釣糸の種類やその釣糸(ライン)に書かれた~号とか~ポンド(lb)と表記が分かれていてちんぷんかんぷんになってしまいますね。今回はその釣り糸(ライン)の種類や単位を纏めてみました。
釣糸(ライン)の種類
現在のライトフィッシングに使われる釣糸(ライン)は概ね4種類です。モノフィラメント(単一繊維)という単糸構造のものと極細糸を複数本編み込んだブレイテッドライン(撚り糸)に分かれます
モノフィラメント(単一繊維)
- ナイロンライン
- フロロカーボンライン
- エステルライン
ブレイデッドライン(撚り糸)
- PEライン
掘り下げれば金属製の撚糸など様々な種類の釣糸(ライン)が有りますが、今回はあくまでライトフィッシングに絞って上記4種類の釣糸(ライン)の特徴、メリットとデメリットを解説します
ナイロンライン
ポリアミド樹脂と言う高分子で、ナイロンと言う名称は本来はアメリカのデュポン社の商品名(商標)です。専門的には脂肪族骨格を含む種類です同じポリアミド樹脂の中でも芳香族骨格だけで構成されるアラミドとともにエンジニアリングプラスチックに分類されます。

ナイロンラインのメリット
- 安価
- 柔らかくしなやかで扱いやすくリールに巻いても馴染みやすい
- 適度なハリがあり柔らかさと弾力もあるのでライントラブルが少ない、絡まっても解きやすい
- しなやかなので比較的ルアーなど投げた場合飛距離が出やすい
- 適度に伸びるのでショックを吸収しやすい
- 結びやすく結束強度(糸同士を結んだ時の釣り糸の強度)の低下が少ない
ナイロンラインのデメリット
- 吸水性があり水分などを吸い込んで劣化する
- 耐光性がなく紫外線でも劣化する
- 伸びにより遠投などで距離が遠くなるほど感度が下がるのでアタリが取れなくなる
- 摩擦に弱く岩礁などでラインが擦れると切れてしまう
フロロカーボンライン
フロロカーボンラインの主原料フロロカーボンとはポリフッ化ビニリデンというプラスチックです。これはフッ素樹脂としての優れた性質を持ち汎用樹脂並みの成型加工性のあるバランスのとれたエンジニアリング・プラスチックです。
耐熱・耐食・耐候性の良さから釣糸として主にハリス(ショックリーダー)として使われていました。最近のバス釣り等では感度の良さや水馴染みの良さから道糸(メインライン)としても使われています。

フロロカーボンラインのメリット
- 耐磨耗性が高い
- 吸水劣化が少ない
- 伸び率が少ない
- ナイロンやPEと比べ比重が重いので沈みやすい
- 水中で目立たない
フロロカーボンラインのデメリット
- ナイロンラインより結束強度が弱い
- 硬めのラインなので巻き癖がつきやすい
- フッキングの合わせ切れが起きやすい
- ナイロンラインより価格が高い
エステルライン
原料はポリエステル素材で近年ライトフィッシングでアジングなどのジグ単釣りに利用されるようになってきました。モノフィラメントとしてはナイロンやフロロでは展開されていない0.3号などの細い糸が販売されているのも特徴です。水なじみが良くナイロンラインに比べ操作性や感度が良いです。
エステルラインのメリット
- 結束強度が強い
- 伸び率がフロロ,ナイロンより低い
- ラインに張りが有りテンションが抜けても操作感や感度が抜けづらい
- 水に沈むのでPEラインに比べ釣りの展開が早い
エステルラインのデメリット
- 急激なショックに弱く切れやすい
- ライン自体が硬いのでライントラブルが多い
PEライン
PEラインのPEとはポリエチレン (Polyethylene) からとられています。そのポリエチレン製の細い原糸を束ね撚り合わせる事で作られるより糸です。
ナイロンやフロロカーボン製ラインに対して直線強度に優れる。また同じ号数でも他の糸より圧倒的に細いなどのメリットがあり、近年はルアーフィッシングや船釣りなどで主流となっています。

PEラインのメリット
- 他の釣糸(ライン)より圧倒的に細いので同じ号数で比較すると飛距離が伸びる
- 伸び率が殆ど無いので強度が強くラインにテンションをかけた状態での感度が非常に高い
PEラインのデメリット
- 価格が高い
- 糸自体に待ったくハリが無いのでラインテンションが抜けると操作出来なくなり感度が無くなる
- 結束強度が弱い
- 熱に弱い、摩擦熱で切れる場合もある
- 傷がつくと簡単に切れる
- 撚り数が少ないものや安いランは擦れ音がひどい
釣糸(ライン)の比較
価格の比較
PEラインの様な撚糸は価格は高く、PEに比べるとフロロカーボン、エステル、ナイロンなどの単一繊維ラインは価格が安い。その中でもナイロンラインはとても安価に購入できる種類が多いです。
価格が高い ← PE>>フロロカーボン≒エステル>>>>ナイロン → 価格が安い
比重の比較
海水の比重はおおよそ1.021~1.031の間となりますが1.02とし淡水の比重1.03とした場合の各ラインの比重と比較した場合
| PE | ナイロン | エステル | フロロカーボン | |
| 比重 | 0.97程度 | 1.13~1.16 | 1.38程度 | 1.78~1.80 |
PEラインの比重は0.97程度で淡水にも海水にも浮きます、その他のナイロンラインフロロカーボンラインの比重は1.0以上あるので淡水にも海水にも沈みます。
浮く ← PE> 淡水>海水 >ナイロン>エステル>フロロカーボン → 沈む
となります。
※最近は「高比重PEライン」という淡水や海水に沈む製品もあります。
伸び率の比較
釣糸(ライン)の伸び率は釣りの感度にかかわる内容です。
釣糸が伸びないという事は魚のアタリの衝撃がダイレクトに竿に伝わり手元まで来るので感度が良いと言えます、逆に伸びるラインはライン自体がアタリの衝撃を吸収するので手元に来る力が弱まりますので感度が低くなります。
しかし、伸びないと言う事は力が瞬間的に強くかかった場合その力を吸収する余地が無いという事なので、傷ついたラインや適切な強度では無いラインで強いアワセ等を行うとショック切れ等を起こす可能性が高いという事にもなります。
アタリ感度だけに話を絞ればラインにテンションが掛かっている状態ならばほとんど伸びないPEラインのアタリ感度は非常に高いです。
| PE | ナイロン | エステル | フロロカーボン | |
| 伸び率 | 約3.5~5% | 約25~35% | 約20%程度 | 約20~30% |
伸びにくい ← PE>>>>エステル>フロロカーボン>ナイロン → 伸びやすい
扱いやすさ
巻き癖のつきやすさや感度価格などを総合的に比較した場合、一般的にはナイロンラインが扱い易く初心者向け、フロロ・エステルは中級者向けでPEラインは扱いに慣れが必要で上級者向けと言われています。
この辺は釣り方や好みも入るので一概に言えないとも思いますが・・・
扱い易い ← ナイロン>>>フロロカーボン>エステル>>PE → 扱いにくい
釣り糸の単位:号・ポンド(lb)の違い
釣り糸の強さや太さを表す指標として、釣り糸には太さの単位としての「号」や強さの単位としての「lb(ポンド)」が有ります。
日本の釣糸の規格
日本では日本釣用品工業会(JAFTMA)により釣糸の標準直径が制定され、各釣具メーカーもそれに倣って釣糸を制作しています。基本の単位はメートル(m)法です。
「ナイロン糸・フロロカーボン糸・ポリエステル糸の標準直径:JAFS-D1051100」により各モノフェラメントラインの直径(mm)が「単位:号」で表されています。ちなみに1号=0.165mmです。
PEラインは「PE糸の太さ標準規格:JAFA-D10111002」により規定されていますが、これは撚糸なのでモノフィラメントと違うデニール値で表されます。
デニール値とは長さ9000m当たりの質量をグラム単位で示したものです。PEラインの1号は200d(デニール)と規定されますので、PEライン1号の9000mで200gとなります。
参考までに(社)日本釣用品工業会のホームページは以下になります
https://www.jaftma.or.jp/standard/釣糸の引張強さによる規格
長さや太さの単位の他に釣り糸には「lb(ポンド)」の表記が有ります
ポンドは、太さはどうあれ、そのラインが何ポンドの重さまで切れずに耐えられるかを表現しています。
1ポンドは453.592gですから、1lbのラインは453.592gまで耐えられるという基準で作られています。

PEラインの号数の右側にき「強度」と言う表記があります。この0.6号のPEラインの強度は12lb(ポンド)つまり
453.592g×12=4443.104g 単位をkgに直すと約5.4Kgの重さに耐えられるという事です。まぁとりあえず1ポンド=450gと覚えておけば釣りの世界では十分ですしナイロンやフロロの場合号数×4で大体そのラインの強さ(lb)と覚えておけば良いです。
もう少し詳しく解説しますと釣り糸の強度を表す規格にはポンドクラスラインとポンドテストラインと言うものが有ります。
ポンドクラスライン
国際ゲームフィッシュ協会が定めた規格で、多くの日本のラインメーカーが採用している規格です。
lbC , PCL , CLASS(lb)などと表記されます。
これは1lbと書かれたラインは、1ポンド=約450gの荷重がかかった場合に必ず切れることを表しています。
あくまで表記されているポンド数(重さ)で「必ず」切れるのであって、それより軽い負荷でも切れる場合があります。
ポンドテストライン
アメリカで多く採用されており、lbT , PTL , TEST(lb)といった表記がされています。
こちらは、そのポンド数以下では絶対に切れないことを表している。つまり、1lbと書かれたラインは、約450gの負荷には必ず耐えることができる。
そして、それ以上の負荷がかかった場合は不明である(500gで切れるかもしれないし、倍の900gまで耐えるかもしれない)。
同じポンド表記ではポンドクラスラインよりポンドテストラインが太く作られています。
釣糸のまとめ
釣糸(ライン)にはモノフィラメント(単一繊維)とブレイデッドライン(撚り糸)が有り、ライトフィッシングに使われる主な釣糸(ライン)は
- ナイロンライン
- フロロカーボンライン
- エステルライン
- PEライン
それぞれの釣糸にはメリットとデメリットが有りそれぞれに合わせた場面で使うことが有効である。
釣糸(ライン)の太さを表す単位は「号」が主に使われ、これは日本釣用品工業会で規定されている。強さを表す単位は「lb(ポンド)」で日本での釣糸はポンドクラスラインが採用されているものがほとんどである。
「号」と「lb」の換算はナイロンやフロロカーボン、エステルラインの場合は号数×4で大体当てはまる。
ここまで駆け足で説明しましたが参考になりましたでしょうか?
釣り糸の特徴を知れば釣りの幅が広がることは間違い有りません!!この記事が皆様の楽しい釣りライフの足しになれば幸いです♪
楽しいは正義!!秋からの釣りシーズンも楽しみましょう(*´ω`*)









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